症状別脊柱管狭窄症TOPその3

不調の根本原因とは?

不調の根本原因は、筋肉の柔軟性低下による「筋膜」の癒着

筋膜とは、筋肉を包む膜のことで、ウェットスーツのように体全体に張り巡らされ、表層の浅筋膜から深層の骨膜まで六層に包み込んでおり、筋肉や靭帯、腱などの組織を支える第2の骨格であると言えます。内臓を包んでいるのも「筋膜」です。

この「筋膜は」柔らかい組織なので、癒着(ゆちゃく:からまる、くっついてしまうこと)しやすい特徴があり、筋肉の(インナーマッスル)の柔軟性が低下すると「筋膜」の癒着が起こり、脊柱管狭窄症を引き起こします。

特に体が硬い脊柱管狭窄症の方はこの「筋膜」の癒着が最深部まで波及しています。

筋肉の柔軟性低下に伴う「筋膜」の癒着が起きる原因は?

  • 運動不足
  • 睡眠不足、食生活の乱れによる栄養の偏り
  • 水分不足やストレス、同じ姿勢での長時間作業
  • 体の使い方の悪いクセ
  • ケガや手術などの古傷

などが考えられます。

痛みを一時的に改善する「その場しのぎ」の施術では、時間の経過と共に再発を繰り返すため、いつまでも痛みやしびれのある生活から抜け出すことはできません。

当院では、「その場しのぎ」ではなく、「根本原因を取り除く」施術をし、再発しない体づくりを目指しています。

腰の痛みとレントゲン画像の関連性は低いということ

変形している腰椎画像

この写真は腰からお尻にかけて痛みのある歩行困難の75才女性の方のレントゲン画像で、医療機関で撮影された写真を当院に持ってこられたものです。(画像はご本人の承諾を経て掲載しています)

医療機関では加齢現象により骨が変形し、神経を圧迫しているのが原因のため手術をしなければ歩けなくなると言われたそうです。

手術を受けたく無いので何とかならないものかと当院に来院されました。写真を見れば確かに椎間板もすり減り、関節の間もほとんどなく、骨棘(骨のトゲ)や腰の骨も歪んでいます。

もし、このような変形が腰痛の原因としたら、整体の施術で治ることはありません。

では、痛みは治らないのでしょうか?

前述のとおり、骨の変形や関節の狭小化(関節の間が狭まる)は治りません。しかし、この女性はその後、日常生活に支障がないほどに改善されました。

それはなぜか?・・・それは骨の変形や神経圧迫が原因ではなく「筋膜」に原因があったからです。

つまり、レントゲン画像の異常と腰の痛みは関係しないことが多いということなのです。

このように、腰からお尻にかけての痛みが我慢できずに医療機関で、レントゲンやМRIなどを撮られた後、「脊柱管狭窄症」や「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され、医者の勧められるがままに薬の処方やブロック注射を受け続けているが、症状が一向に改善しない・・・

このようなお悩みを抱えている方、またご両親、ご家族が脊柱管狭窄症で苦しめられている人も多いのではないでしょうか?

それはなぜか?・・・繰り返しますが、その理由はレントゲン画像の異常と腰の痛みは関係しないことが多いからです。

1953年、アメリカの外科医クラレンス・スプリトフは腰痛患者と健常者各1000人のレントゲン写真を比較し、変形性脊椎症の発見率に違いはなかったと報告しています。つまり、半世紀も前から背骨の変形と腰痛は無関係だとわかっていたのです。

腰を痛めて医療機関を受診した際に、「ここの骨と骨の間が狭くなっていますね」、「ちょっと背骨が変形していますね」と医師からこのような説明を受けた人が多いと思いますが、医療機関を受診すると、まず最初に「レントゲン」と言われます。

レントゲンによる検査は、重篤な疾患がないかを確認するのには重要です。

しかし、レントゲン画像での所見が、そもそも腰の痛みと関係しない場合が多いということを知らない人がほとんどです。ですから、画像を見ながら説明を受ける患者側としては余計な不安を抱いてしまうと思います。私も以前、整形外科に勤めていた時、患者さんから相談を受けることがありました。

多くの人は、「背骨が変形している=腰痛の原因」だと思っているようです。初回の施術やお問い合わせで患者さんと話をしていても、腰痛があるのは、「背骨が変形してしまっているから」と思い込んでいる人はとても多いのです。

これは全くの誤解であり、変形しているからと言って必ずしも神経を圧迫し、痛みやシビレが出るというわけではありません。もし本当に神経を圧迫していたら感覚麻痺や排尿障害などが起こります。

つまり、変形が腰痛を招くわけではないのです。かりに変形が原因で腰痛が起きた場合、24時間ずっと強い症状が出ているはずです。

また、腰痛の研究が進んでいるオーストラリアでは、国が発行する腰痛治療のガイドラインに「レントゲンなどの画像所見と実際の腰痛症状は関連がない場合が多くあるため、むやみに画像検査を行うべきではない」と明記しています。レントゲンやМRIを無視する、というわけではなく、骨折、腫瘍、高齢者の圧迫骨折の診断にはとても有効です。

話をまとめると、画像と腰痛の関連性が低いことは、世界的な認識になりつつあります。画像検査を過信した診断に振り回されると、治るべきものも治らず、いつまでも不調のある生活から抜け出すことができません。

これらの事を踏まえ、下記の筋肉の柔軟性低下による「筋膜」の癒着が原因で不調が起こる流れをご覧ください。

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痛みシビレが起きる流れ
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なぜ不調が改善に向かうのか?
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その理由は深層筋膜の癒着を当院で取り剥がすことができるから
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当院では六層から構成される「筋膜」の癒着を最深部から解放する筋膜調整を行います

六層から構成される筋膜図
最深部からの筋膜を開放するグレープフルーツを例にした画像

当院では、一般的なストレッチや電気治療、マッサージでは取ることが難しい最深部の「筋膜」の癒着を、安全な低刺激の施術で脊柱管狭窄症を根本から改善していきます。

体が硬い人ほど効果を実感できるのは、この最深部の「筋膜」の癒着を当院で取り剥がすことができるからです。一度剥がれた「筋膜」の癒着部位は、炎症症状を起こさない限り、簡単に再癒着することはありません。

このことを踏まえ、上記の筋膜調整をメインに3つの方法であなたの辛い脊柱管狭窄症を改善に導いていきます。

  1. 筋膜調整
  2. 内臓調整
  3. 頭蓋骨調整

益田整体院