▼60代男性：腰痛と両足のしびれ（人工透析を受けているお客様）

営業の仕事をしていた頃に、腰痛を我慢して重いもの持つ作業を繰り返していたからかもしれません。1年に3回はぎっくり腰をしていました。あと透析治療を寝たまま長時間受けているので、腰への負担はかかっていると思います。

歩き始めと歩いている時、5分もまともに歩くことができず、腰の痛みと両足にしびれが出てきます。自宅で特に不自由なのが、風呂場の掃除で深く前へかがんだり、腰を伸ばすことができません。

自転車に乗っている時はあまり痛みやしびれを感じません。寝ている時もそんなに感じません。

マッサージを受けると2日ほどは症状が軽くなるがまたすぐに元に戻る。左足を引きずるような歩き方がはずかしいとのこと。

身体が全体的にとても硬く、腰椎（5番仙骨間）、仙腸関節（特に左）、股関節（特に右）の癒着が非常に強い。

左右肩関節の強い内巻きもある。

背骨、腰椎、仙腸関節、股関節、肩関節、肩甲胸郭関節、胸肋関節、横隔膜の調整を行う。

各関節の可動域の可動域4割ほど改善され、ご本人も体全体が軽くなったと実感。

関節や筋肉がとても硬く、改善するまでに多少の時間が必要であることを伝え、1カ月間に3回、10日おきのペースで施術計画を提案し同意していいただく。

腰痛の痛み半分に減り、両足のしびれも2割とれて効果を持続できているとのこと。

「少し歩きやすくなりました」と喜ばれた。

関節・筋肉共に硬さが強く、筋膜の癒着も強いため、前回と同じ施術を行い様子を見る。

腰の鈍い感じは残るが、「ふろ場の掃除が楽にできるようになりました」とのこと。

両足のしびれもさらに軽減し、足を引きずる歩き方もなくなってきている。

施術回数に比例して筋肉・関節の硬さも取れてきており、各関節の可動域も広がってきている。

前回の施術に加え、頚椎7番の調整を追加する。

腰痛と両足のしびれ共に良くなってきており、5分以上長く歩けるようになったとのこと。奥様から「歩き方が良くなったねと」言われ喜ばれる。

特に腰椎、仙腸関節については、正常可動域まで改善されたため、10日のペースから15日のペースに間隔を空けていく施術計画を提案し同意していただく。

前回の施術に加え、後頭骨の調整を追加する。

体幹を柔らかくするセルフケアを伝える。

しびれは若干（3割）残るが、歩く距離がどんどん伸びており、月末に息子さんのいる東京へ遊びに行くとのこと。

以前は5分も歩けなかったが、今では10分以上休まなくても平気で歩けるようになっている。

月に1度のペースでメンテナンスを受け、体のケアを行っている。

両足に3割程度のしびれは残るが、腰痛もほぼなくなり、間隔を空けても体が楽な状態で日常生活を送れている。

もう手術しかないと思っていたけど、毎日歩こうという気持ちが強くなり、心の面でも前向きになることができました。少しづつ歩く距離が伸びていて本当に助かっています。