▼80代女性：腰の痛み

特に無理をしていないので思い当たることはないですが、人工股関節を入れた後から徐々に腰が痛くなった様な気がします。

朝起きてから台所に立っている間ずっと腰が痛い。車の運転中や椅子に長い時間座っていると腰の痛みが強くなる。

横になっていると腰は楽です。寝返りも打てます。

人工股関節が両方入っているため、それを気にしてか（動かすと股関節が外れるかもしれない不安感）あまり体を動かさなくなったというのはご本人も理解している。

人工股関節置換術を受ける前は趣味であったフォークダンスをしていたため、症状が改善したら少しの時間でもいいから踊りたいとのこと。

股関節になるべく負担をかけない施術を提案し、また細心の注意を払って「こうすると痛みはありますか？」「大丈夫です」など、お互い声をかけながら進めていくという事でお互い同意し施術を始める。

腰椎（4番、5番、仙骨間）の癒着が強く、股関節の制限も強かったため、細心の注意を払いながら最適な刺激で腰椎の調整を行う。横向きの姿勢になると股関節に違和感が出るというため、膝の間にクッションを入れ対応する。

股関節が外れるかもしれないという不安感のせいか、施術中力が入っていることが多かった。

腰椎は4割程度改善できたが、股関節の可動域はあまり変化はなく、ご本人も改善された実感がよくわからないとのこと。現在の身体の状態、症状原因を詳しく説明する。10日1回のペースで施術計画を提案し、予約を取られ帰られる。

股関節の制限は変化なし、腰椎の可動域は3割ほど広がってきている。ご本人の実感として、「少しづつ良くなっている気がします」と報告。細心の注意を払って、前回と同じ施術で様子を見ていく。

運転する際に使うドライビングシートの購入をすすめた。また、3日後にクリスマス会があるという事なので、腰に負担をかけない座り方を伝える。

股関節の可動域少しずつだが広がってきている。腰椎の可動域も前回よりさらに広がってきている。

今回は力が抜け、リラックスした状態で施術を受けられている。

前回の施術に加え、股関節後方の調整を細心の注意を払って行う。

腰椎の可動域が広がり、腰部筋肉の硬さも取れている。

先日のクリスマス会では「あまり痛みを気にすることなく2時間続けて座ることができました」と喜ばれた。

年末の忘年会にも参加する。

ドライビングシートも購入され、運転中も腰が楽になっているとご報告。

腰椎の可動域は7割以上取れているが、朝起床時の痛みはまだあるとのこと。ただ「全体的に腰の調子は良くなって忘年会も痛みなく過ごせました」と喜びのご報告。

骨盤を再検査すると、腰椎5番と仙骨間の癒着がまだ少し残っていたため、入念に調整。

また、前回の施術に加え、股関節前方・下部胸椎・調整を行い様子を見る。

腰椎5番仙骨間の可動域、ほぼ正常な可動域になっている。「朝起きた時の痛みがもうほとんどありません」と喜ばれる。股関節の可動域も正常な可動域とまではいかないが、初回よりも5割ほどは広がっている。

歩行時や運転時の痛みもずいぶんと軽くなったと仰られ、ダンス再開に前向きな気持ちでいるとのこと。

初回と現在の身体の状態を詳しく伝え、ご希望であったフォークダンス再開について、「ゆっくりとした動きの踊りであれば1曲ずつからでも始めてみてください」と伝える。

月に2度、ご本人の要望により人工股関節のリハビリを含めた腰痛施術のメンテナンスを行っている。

起床時、歩行時、運転時の痛みもぶり返すことなく、日常生活を過ごされている。

現在スローな踊りであれば、休憩しなくても1時間続けてフォークダンスが踊れているとのこと。

腰の痛みがひどくなっていたのと、人工関節を入れている不安でもう歩けなくなるかもしれないと不安でしたが、今では痛みがなくなり、よく眠れる様になりました。ありがとうございます。

人体模型でその都度丁寧に説明していただいたので、納得のいく施術を受けることができました。院長先生は良心的でやさしく、ここにしかない施術だと思います。